「ぼくたちわたしたちの地球会議」とは⁈

町長と連名で気候非常事態宣言を発出した「ぼくたちわたしたちの地球会議」

2024年6月25日

2021年 第一回は 17人のこどもリポーターが若者団体のサポートで町内の山、谷、川、海の再生に取り組む環境保全団体や事業者の活動現場に参加、ラディアンホール舞台でリポート発表。子どもリポーター代表から「子どもと大人がすみわけせずに、一緒に子どもが考えることを実現してほしい。」若者からは「子どもたちが自分たちが社会を変えることができると思えることがこれからの人生でとても大事だ」と最終アピールしました。

☆基調講演 日本総研井上岳一氏 「千年続く二宮をつくるには」子ども、若者たち、環境団体、生活環境課職員が円卓でシンポジウム全体を作りました。

〇 どんぐりプロジェクト宮脇方式の植林を研究する「しんわルネッサンス」の協力得てどんぐりの育苗体験を企画

〇夏休み竹のザトウクジラづくり

第2回 2022年5月「山水郷~循環するわたしたち」 

   山水・大地再生の視点から子どもから大人までの森の鉛筆づくり、吾妻山山麓の水路づくり、川勾天山の山道づくり、炭焼き窯出し体験の4つのワークショップを経てラディアンホールラディアンホールの基調講演は38億年の生命誌研究の世界的な学者である中村桂子氏の「わたしたち生きものの中のわたし」 。パネルディスカッションには 環境団体とワークショップに参加した中学生も参加、山林整備の若者団体の資源を生かした企画紹介含め自然の力を学ぶ再生に住民参加の効果を共有しました。

〇夏休み筏イベント

第3回 2023年 3月「海から見た地球」5月の二宮町気候非常事態宣言に向けて町主催の子どもから大人までのワークショップが企画される中、世界中の海をめぐるプロダイバー武本匡広氏、相模湾定置網研究者石戸谷博範氏、町内環境団体、校内に山を持つ一色小の取り組みなど子どもから大人までがパネルディスカッションを行った。

☆基調講演「海から見た地球」海からの深刻な警告とすべては陸の人間の暮らしがもたらしていることの共有

第4回 2023年5月「気候非常事態宣言」発出

☆基調講演は東大未来戦略ビジョン研究センター江守正多氏

 

 相模湾定置網研究の石戸谷博範氏が提供した衝撃的な70年前の相模湾の年間90万尾のぶりが取れた瀬の海の豊かさと100メートル続いた砂浜、松林小山群からきらきらと水が流れる故郷の姿と失われた生物多様性の回復に注力し千年続くまちづくりのしくみづくりを謳った宣言文朗読

2023年6月 東京大学大学院生命科学の宮下直教授と院生によるワークショップでは子どもから大人までの「棚田の生き物調査」をしました。吾妻山西側山麓の二つの沢を再生し4段の棚田を町内PO法人が再生3度目の田植え前の田んぼの生き物たちを院生と子どもたち、参加者が観察。

後半は地域支援センターそしんのラウンジで座学が持たれました。生物多様性には俯瞰して生き物たちが行き来できるネットワーク型に生息地が広がる環境が重要であること、また体外と同様に体内の生物多様性が生き物の持続可能性に重要との事例にデンマークの保育園が園内に山の土を置くようになって園児の腸内細菌による免疫性が高まるなどの論文の紹介がありました。

NHK「超進化論」超進化論で畔の草刈りを収穫前の1か月やめることで昆虫の数が1,5倍増え結実率が3割増えた実験紹介でも注目された宮下教授には引き続きご協力をいただくことになっています。