江守正多先生が最後に言われた。「社会変容として注目しているのは「喫煙」だ。あれほどタバコが普通に吸われてていたのに子どもたちの受動喫煙の健康被害の科学的な立証が進み社会問題となり、禁煙スペースが増え、結果、タバコを辞めて健康リスクが減った人たちが増え、みんなが幸せな状況となった。
このような社会変容の種が生活シーンのそこここにたくさん有るに違いない」
「こんなに温かい気候市民会議は初めてだ。今後の議論に期待します❢」
コンサル無し、職員と町民の当に協働、実践、話し合いで進んできた二宮町気候非常事態宣言発出までのプロセスと11歳から参加する二宮町気候市民会議に日本を代表する環境ジャーナリストで実践者である枝廣淳子先生が傍聴参加されること、キックオフ基調講演を担って頂く江守先生が傍聴者を連れて来られるとは聞いていましたが、気候市民会議研究で日本を牽引される学者の方々、厚木市民会議のメンバーと教育長、町民がびっしり壁側の傍聴席を埋めるような二宮町始まって以来の注目を集める状況に。
最後の最後に町民のファシリテーターが「投票で決めるとありましたが少数意見を如何に活かし、議論を深められるかが民主主義の要なので努めたいです。どうぞ宜しくお願いします」との補足に力強い拍手が湧いた。
当に民主主義を磨くことこそ会議の重要な仕事。レジェンドのまちに向けて波及の動きを起こせるか正念場です。
町村では例のない行政がコミットする事例と二宮町出身の江守正多氏。
基調講演オープニングは町長と一緒に発出した「ぼくたちわたしたちの地球会議」のメンバーの中・高生と職員も一緒に気候非常事態宣言発出シーンを再現。
環境づくりフォーラム地球会議のメンバーが多世代町民と職員がワークショップ重ねて宣言文にかけた思いを伝え江守正多氏の基調講演に。
11歳の気候市民会議メンバーがいることから非常にわかりやすい講演のあとミーティングで初めての気候市民会議が開催されました。
行政職員と町民(地球会議メンバー)が協力してファシリテーターに入り初めて会う町民によるカフェ風対話が展開。
「喫煙の社会通念が変わったようにまだまだ社会の幸せ度が上がるシステムチェンジの材料が見つけられるはず」と江守氏の聡明でチャレンジングな総括の言葉で締めくくられました。
まちづくりの本旨を探る協働の新しい道。
皆様本当にありがとうございました!