教育福祉常任委員会視察報告「南アルプスきのくに子どもの村小学校」

共通する異年齢のこども発プロジェクトで教科横断的な生き、学び、協働するエネルギーを育てる。校則はなくすべては生徒総会で協議する。

2024年7月21日

2024年7月12日

教育福祉常任委員会視察2日目は「南アルプスきの国子どもの村小学校」

映画「夢見る小学校」でも中心的に取り上げられて知る人ぞ知る既に全国で5校展開する学校法人。

(前日のグリーンヒルズ創始者もここの教諭だった)

ご案内頂いた加藤校長(ジャンジャックルソーの「エミール」を彷彿とさせる見識、まだ若いのに魂深い人間性)もまた子どもと教育への深い眼差し、共に生きる学問的裏付けと並々ならぬ情熱が語る言葉とともに子どもたちと未来のためにチャレンジする教育者として「学校でなければできない事をする」「子ども自らカスタマイズし民主的なシチズンシップを身につける場である」教育は文科省の推奨する最先端の教育と明言。

教課横断的で活発な子どもがオーナーであるプロジェクト学習が展開されている。

学園長堀真一郎氏(大阪市立大学で教鞭とられていた)の「楽しくなければ学校ではない」という理念のもと忙しくいろいろな事にチャレンジする子ども達が(誰一人決められた椅子にじっと座っている状況の子はいない)まさにラボラトリーのようなクラスに自らの意思で参加する様子が見えた。

各クラス(プロジェクト)担任の一人はバス運転免許を持ちどんどん見学や旅行に行くというまさに飛ぶラボラトリー!

中学校はもう会社だ。月一巻冊子を出版、教室はここの自主研究の机が並ぶまるで職員室。この日も博物館に出張。数人が国立大学の講師に英語の授業を受けていた。

厨房には主催する果樹園の収穫物の桃や穀物の処理中の食品が並び、冷蔵庫には養豚場の収穫物が貯蔵されていた。

教育者は子どもたちのために考え仕組みを創り実践する。

とても語り尽くせない学びでしたがこの事実を目前に垣間見て五感で受け止めた2日間でし

小学生低学年の子どもたちが作ったテラス