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環境づくりフォーラムでは、2021年5月、こどもたちをパートナーにした「ぼくたちわたしたちの地球会議」を開催。井上岳一氏が基調講演で「千年続く二宮をつくろう」と提案されました。以来、「千年続く二宮」を一つの指針として、気候非常事態宣言、気候市民会議、こども版気候市民会議、関係団体の子どもの権利条例制定など、住民団体と行政との協働を続けてきました。2023年5月に発出した気候非常事態宣言では、「全ての町民が自然の恵みを十分に享受できるよう、千年続く循環するまちづくりを実現します」と掲げ、「問題解決に向けた仕組みを構築するために、町民・事業者・行政が、立場を越えて協働・共創します」と宣言しました。この宣言を受けて2024年に行われた「にのみや気候市民会議」では環境づくりフォーラムのメンバーがファシリテーターを務め、町民から出たアイデアを集約し、町役場と協働して市民提案書にまとめました。
「ぼくたちわたしたちの地球会議」から5年目の節目となる今年の地球会議では、これまでの5年間を振り返りながら、「千年続く二宮」に向けて新たな展望を生み出せる場にしたいと考えています。その時に、霊長類でのご経験を基に、人間の社会や文化がどの様に作られたかを進化史を遡って探求し、現在、そして未来の人間の社会や文化のあるべき姿を模索されている山極先生に二宮町を感じていただき、千年先へと続く未来への指針となるお話をいただけないかと思って、ご講演を依頼しました。2024年の市民提案書の最後の一文には、「1000年先までを見つめながらワイワイガヤガヤはまだまだ続く」とあります。このことに山極先生のおっしゃる共生や社交という視点との重なりを感じてもいます。
ご講演のタイトルは、「遊びと自然とリズム」としてみました。
東京・横浜のベッドタウンである二宮町は、中途半端な田舎です。農的な暮らしができるほどの農地面積は無く、それでも残された吾妻山などの小さな自然や東大果樹園跡地などの空き地を使って、市民活動が次々に生まれています。これら市民活動の原点にあるのは「遊び」です。郊外の小さな自然と人をつなぐのは「遊び」と考えています。そして、自然と人の関係のみならず、人と人との関係を考える上でもう一つ重要になるのが「リズム」だと考えています。山極先生は、ゴリラの群れに入っていくに当たって重要なのは、ゴリラのリズムで動くことだと仰いました。言葉で分かり合えなくともリズムでは通じ合うことができる。共生や社交の原点はリズムである。そこから、これからの千年を展望するに当たって、「遊びと自然とリズム」の3つが重要になるのではないかと考えたのです。勿論、タイトルは仮題としており変更可能ですが、遊びや自然やリズムを軸に、千年前も千年後も変わらない人間の原点や本質についてのお話を頂けたらと考えております。
山際先生の「人間とは何か」に根差すご講演と井上岳一氏との会場を巻き込むパネルディスカッションで、千年続く二宮をつくるために市民がエンパワメントされ、新たな協働が始まるような、そんな機会になることを願っております。どうぞよろしくお願いいたします。
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