9月決算議会総括質疑の登壇原稿を共有します。

2026年9月13日

村田町政はこの12年の間に消滅可能性都市から脱却、社会増を続け長年の懸案であった新庁舎建設に着手、大地震が確実に年以内に起こるというミッション の国策であるレジリエンスの強化の重要な一環である公用施設である新庁舎更 新達成に大きな労力をかけた。多自治体が世界状況による物価高騰による資材獲得困難から挫折する状況がある中、費用削減に徹した財政戦略により、おおむね 5億円の予算増の総工費約40億円で施工する旨説明があったところだ。

 

 議会は11月に改選を迎えることからか予算議会は歴史上類のない見苦しい迷 走を見せ、二宮の政治の質そのものが問われる様相となっている。住民力にふさわしい政治と質の底上げ、さらなる住民自治の推進は世界で危機の様相が強まる 中、強く求められるところだ。 村田町政は「住民力のまちづくりを謳い、当初の東大果樹園跡地、国立小児病院跡地をどうするという住民ワークショップを持ち、多様な住民がワイワイガヤ ガヤと対話するシーンを持ったことを皮切りに、無差別抽出の千人の町民にアク セスし、アンケートを行い10数人から数十人の参加による住民会議が数回行わ れてきた。伝統的にボトムアップの市民力のあった風土に新しい子育て世代の創発が続き、一色小学校区地域再生協議会や歴史ある環境づくりフォーラムのかか わるNPO法人が協働の国や機構にかかる大型助成金を獲得し、かつてないダイ ナミックな活動を展開してきた。

新たなヒューマニズムをテーマにする若い法人 や団体が生まれてきた土壌は魅力的であり、個性ある新商店の開業も続き「にのみやLIFE」が実装してきたとの実感がある。職員や二宮学園を掲げた学校風土 にも変化がみられてきたとも感じる。実際に芸術や複数の団体立ち上げにかかわるシーンに私も参加し、住む人が創る町の未来に生き生きと向かう住民の姿を見 てきた。町制90周年イベントはかつてない充実と盛り上がりを見せたことは今なお新鮮な情景だ。

この12年間の二宮町の進歩と社会の激変とともにさらに顕在化してきた課題に向き合い、これからの町政に資するために以下の項目ごとに総括的に質問する

 ①「公共施設の利便性と機能性を高めるまちづくり」 どこの自治体でも合意形成に迷走するが、二宮町は位置条例も議決、新庁舎整備事業は期を越えて実現にこぎつけた。パブコメではプロフェッショナルな立場 から当初の一流の設計事務所による「にのにわ」案を踏襲する独自の詳細なレポ ートがあった。そもそも2018年の最初の計画提示の際の紛糾したグランドビジ ョンが欲しいという声や、また2020年に東京大学生産技術研究所加藤孝明教授を迎え、50人の町民による協議の末最終のラディアンホールでのシンポジウム でも「新庁舎、ラディアン、花の丘公園が三位一体となり、学習スペースや多世代が集う中心拠点として展開してほしい」等という住民からの大型の施設建設に 空間の文化的な創発が求められていた。一連のラディアン周辺の建設計画の現状 と展望を確認したい。

 ②「子どもの笑顔がかがやく、子育てと教育のまちづくり」 こども家庭センターの迅速な設置や町規模で近隣他自治体に先駆けた赤ちゃん訪問や作業療法士の登用に向けた気づきなど高く評価する。90周年の町民団 体と協働する演劇や映画上映、気球や花火でかつてない多くの人々が思い一つに企画側の情熱を受け止めたかけがえのない一日となった。こども会議を住民団 体、国と協働した法人、そして行政の三つ巴で住民ファシリテーター育成と合わ せて開催した実績も二宮独自であり、その後も創発的な事業が展開されている。 3 こどもまんなかの可能性は大きく広がる。子どもの視点で教育やまちづくりを住 民とともに見直していく二宮ならではの展開を如何に受け止め「子育てと教育の二宮町」の未来につなぐか

 ③「気候変動による持続可能なまちづくり」 二宮気候市民会議は住民ファシリテーターによる他自治体で例のない実績をつくった。さらに気候こども会議では町村会から職員が表彰を受けるなど、住民 も職員もうれしいニュースもあった。町への提言書のグラフィックメッセージは 今年のエコフェスでA1に拡大印刷され展示、多くの住民に強い印象を残した。 全部で10回にもわたる協働の住民会議の成果と実績を如何に受け止め、未来に生かすか

 ④「誰もが自分らしく安全・安心に暮らせるまちづくり」 防災、福祉は最も重要な地域のテーマだ。 令和7年度に掲げた地域の担い手不足の解消に向けた検討の実績はいかがか、また8年度で実装される進歩は何か また今般の千葉県の浸水被害では内水ハザードが議論になったが二宮町はす でに内水ハザードマップを作製配布している先進の自治体であると確認した。激甚化する風水害、大地震に対する事前準備について令和7年度どのような成果が あったか確認する。

 ⑤「活力があふれる選ばれるまちづくり」 法人化した観光協会のナイトウォーキング企画は申し込みが驚くほど多かっ たと聞いた。二宮のキラーコンテンツがどのように議論され、知恵や資源が集まるまちづく り会社の様相に発展するか、社会福祉協議会の組織機能の充実とともに令和7年 度からここまでの総括的な見立てを確認したい。また二宮のキラーコンテンツは明らかに「自然と人」であると感じているが、 特に農政について、循環型、参加型まちづくりの推進や広域連携のオーガニック 給食推進、さらに生態系を生かした流域治水など広がりのある仕掛けが重要と思う。実際の令和7年度の成果からどのように今後を見立てているか   

⑥「新しい時代に向けて、しなやかに対応するまちづくり」二宮町デジタル推進事業は「ちょうどよい」というソフトで人間に寄り添った 方向性で進められているが効果について確認したい。さらに小さい町ならではこ そのデジタル民主主義へのチャレンジが住民力の町にふさわしい展開だと思う。令和7年度中の成果でそ

れに資する材料があったか確認したい。