9月議会総括質疑再質問原稿を共有します。

2026年9月13日

ラディアン周辺の建設計画

新庁舎計画10年社会は激変しました。しかしながら庁舎についてはミッションの格段に高い公用施設として阪神淡路、また東日本大震災後の研究が進んでいて当初のワークショップの講師役であった東京大学先端技術研究所加藤教授の冒頭の講演はまさに大震災、大洪水に際する庁舎・防災というような全く今でも通用する内容でした。リスクのない土地などない現状、未来に向けた防災上の大きな課題と少子高齢化や孤立化の地域課題に従い公の役割は急激増大するも職員は減らされ続け体制が隙間だらけであるという問題から今後の公と民間の連携強化、地域の参画の重要性を説かれた。

「地域、民間、学術と共創する公」、インクルーシブ、包摂的な社会、地域コミュニティの制度設計

さらにこの10年で

●単なる手続きの場から地域のハブサロンへ●最強の地域防災・レジリエンス拠点

●自治体庁舎内に投打負い先端研究所などのサテライトオフィスを置き、先端技術を現場で実証する実験場(らぼ)プラットフォーム

に未来に向けてあるべき庁舎像は進化している。

大災害が続く日本の国策、公共施設ならぬ公用施設として住民の命と生命を護る行政の機関の仕事として待ったなしであり、耐震性脆弱化、インフラの老朽化、庁舎の求められる機能の変化、デジタル技術、通信制度、脱炭素や断熱構造、科学技術の変化、新しい防災技術、リスク評価、新しい盛り土レッドゾーンリスク指定からも本当に急がなければならないと考えて位置条例を可決した議決は重い。

 実際に7月に建設用地のボーリング調査結果からの杭工の本数種類の確定による費用他通信セキュリティーなどの追加費用の発生について本議会補正予算にあがるという説明を受けていたにもかかわらず、最終日に審議を伸ばす動議が本議会初日に通ったが、この重要な事業計画に選挙を挟んだ横槍が入ることに危惧を感じる。

 選挙後までこの増加分の議決を見送ろうとする動きが与える損害金額を確認したい。

 先送りになったらラディアンの改修の一環にあった、町民のリビング計画は重要なものでした。社会が激変する中、求められるのは場です。教育福祉常任委員会として建設後15年たつも斬新な10代の若者から全世代のリビングで多世代の市民でにぎわう武蔵野プレイスから大和市のシリウス、さらに今年はみんなの森ぎふメディアコスモスを見てきました。まさに住民の生活の質を底上げする施設です。

 私は28年前に結婚してこの地にきてまさにラディアン建設直後から幸運にも子育てが始まり、絵本の部屋でまったり本を開いて毎回家族分の20冊の絵本を借りて毎晩の目がきらきらする世界の物語に遊び、海沿いのようちえんにあがってからは毎日海岸を歩いて海からの贈り物と出逢いそれを図書館の図鑑でレファレンスするという英才教育、袖ケ浦の市五郎丸から世界の帆船、戦艦、歴史の情報収集とラディアンと地域の自然や風物から博物館三昧の子ども時代ですでに就学前に生き生きとした知識を身につけることができた。

 かつてこのように子どもとともに図書館を楽しむ家族連れでにぎわった図書館は現在はがらんとして人がいるのはほぼ入り口の木の机といすのあるスペース。孤立化する人々、広がる貧困、今場の力こそが求められる。

 新庁舎について 当初の基本構想にあった「にのにわ案」を高く評価した専門家である町民はラディアン周辺をこの町の重要な政治、教育、子育て、環境施策のコアとデザインするためにも特に食堂、共有スペース、子ども家庭センターや教育支援室、現在のテニスコートの汎用化からラディアン町民のリビング構想と創意あふれる案を展開しました。

 今般、起債額を減らすというラディアンリビング計画の一旦の中止に私は異論があるところです。

 やはりラディアンリビング計画を遅らせるメリットはないと考える。実はそのパブコメで立派なレポートを出した専門家の方はラディアン改修計画についてこんなに変えなくても環境を変えることはできるといわれていました。町内在住の家具、照明デザイナーや大工の方々を想定されていました。

 真鶴町では美の条例以来町民のアート発想を生かす機運が高く、予算をあらかじめ決めて町民有志に投げるという企画を持ちました。

 その土地に住む人たちのデザインによる居場所は非常に有効で当初の加藤教授の公民連携の喫緊の必要性からも、今般の物価高騰のピンチをチャンスに二宮町発のボトムアップによるラディアン町民の力を生かしたリビング改修チャレンジをしてはと思うがいかがか

①  子育てと教育の二宮町の未来

 行政の子ども真ん中施策の中心は何といっても学校教育だろう。新庁舎整備南棟で子ども福祉と教育、さらにラディアン図書館、生涯学習と行政機能が集中することで充実することは確実と思います。「子ども、若者の権利の保障」に向けて様々な住民団体も巻き込む二宮力の集中が期待されるところだ。

 議会要望もあり、充実されてきた学校内居場所について委員会で現場を見させていただいた。予算の2度の否決により、発注が遅れ校内居場所の床材やバランスボールのような資材がまだ整備されていなかったたことは本当に慙愧に絶えないことだった。

 さらに子ども一人一人の立場からの学校内居場所づくりという考えで行くと人数の多い二宮小学校にかかわるスクールソーシャルワーカーや今後作業療法士を入れるとしたら人数はほかの学校の2倍から3倍の加配にするべきではなかったのかこれはすぐにも対応を変えるべきと思います。

 先ほどの答弁にあった二宮学園小中学校の交流会が4日の日の午後ラディアンホールでもたれ見学させていただきました。ホール全体にびっしりと子どもたちの一列に中学生が必ずファシリテーター役となって入り、星山先生のワークショップが生き生きとワイワイガヤガヤと行われる様子は圧巻でした。

 そしてこれだけの子どもたちにアクセスする学校の力をまざまざと実感したところです。これまで子どもたちをパートナーに優れた環境シンポジウムがもたれてきたが」子どもの参加は一部の両親が興味を示す家庭の子どもたちに限られこのような500名の子どもたちが会場いっぱいにいる状況をどれほど求めていたことか。

 社会の激変の中でAIの急展開による激震にすでに企業、産業界は素早く反応し、人間にしかできないこと、まさにことを、モノをつくる人材、職種にモーレツに注力する動きがある。認知科学や山極先生に代表される人文科学はとにかく心と体がワクワクする自然遊びこそが重要で子どもは遊ぶことが仕事でだからこそ自らつかみつくる社会力をはぐくむと訴えてきた。

 二宮の地域力が歴史的に育んだ子育連のキャンプというものの重要性はむしろすべての世代の子どもたちにとって増した。東大跡地の自然遊びや環境づくりフォーラムの山、谷、川、海を使ったワークショップなど子どもの成育環境にコミットしなければという危機感はほぼ同じ考えからくるもので、先生の働き方改革からもすべての子どもたちにアクセスする学校の地域部分、二宮学園のコミュニティスクールが、環境、地域の風土と人を巻き込む子どもたちのアクティブな体験につながるイノベーションが必要な時代を迎えると考える。

効果として

子どもにかかわりたい大人の発掘と活躍の場

子どもと高齢者を分けない福祉と防災の仕組み

子どもの権利ファシリテーターや作業療法士が常駐する校内居場所

このような資源を生かせる未来の二宮の子どもがかがやくまちづくりの仕掛けについて問いたい

②  ④気候変動時代の持続可能なまちづくりと誰もが自分らしく安心安全に暮らせるまちづくりを一括にをまとめて聞きます。

 激甚化する風水害はネパールの災害が最悪の事態を見せた。気候変動や国際関係等長期的な大きな政策課題に対して非常に弱い進歩しか見せられないでいる世界の政治をつくっているもとは国家の主権者である私たちの責任だ。ある若い子育て中の町民の方から「気候市民会議は本当に自分たちは悪かったという結論に達したのか、どこの提言にもそのような言葉がない」というご意見をいただきました。

 まさにCO2を最も輩出しない国から数千人の死者を出す大災害が今後も続く可能性のある事そしてその膨大な多岐にわたる悪影響の連鎖にたたずむ状況です。そしてこれこそが子どもたちとともに学びつくるチャレンジの出発点ではないでしょうか。

 地球温暖化対策実行計画区域施策編の推進体制を表す図の町民、事業者、行政、教育機関が協働する図の根拠そのものです。

 にのみや気候市民会議の経緯を見させていただいた立場で最も強く思うのはにのみや気候市民会議の何が素晴らしかったかをいまだ明確に説明できていないということ。それは職員と住民ファシリテーターが真剣に向かい合って進めたことや。その信頼関係による熱意と気運が参加者につたわり、そして一人一人が同じ町に住む仲間だと認識しあえたことです。それはもう言葉で言ってしまえば当たり前すぎるのですがじっくりと継続して共有することで生まれてきた人と人との信頼と共感のある場、むしろまちづくりの根幹、政治の基盤の姿だった。

東海大学教授が「このことを町民が本当に知ったらすごいことだ」といわれたし、また参加された高齢の方が「福祉や教育でもこのような会議を持つことが大事だといわれたことが物語ります。

 この夏、一色小学校地域再生協議会から生まれたゲンコミの交通施策にかかる学習会では全国移動サービスネットワーク代表の方から全国の移動支援の先進事例の紹介があった。住民参画の責務と題する切り口はまさに私たち議会が公共交通の会議の住民参画を求めた予算審査意見の先を行くもので、新しい有効なチャレンジは従来の公共交通の会議の場ではなく、多様なニーズを持つ住民のステークホルダーが集まるまちづくり協議会が有効であったという貴重な情報があった。

 10年前に加藤教授の行政の隙間を埋めるというのはこのようなそこに暮らす人々が知恵を力を組み合わせる仕掛けとの結論だった。つまり課題を抱えるサービス提供者とごく一部の住民が集まる会議ではなく、多世代の多様な住民が参画する場があることが重要ということです。

 実は社協が第一層、第二層の協議体をつくってきたが小学校区の地域づくりの、またまちづくり会社の前段である動きだったと感じる。ファシリテーター役の社協のコミュニティコーディネーターが介護保険ケアマネの仕事と掛け持ちでまずは困難だった。しかしながら苦労して最初の布石を敷いてくれたということで、これからはまちづくり協議会にリニューアルするのはどうか。若い世代の参加、新しい資源の開拓に結び付くと思うがいかがか

 これは先ほどのコミュニティスクールのこどもの環境や遊びにかかるところと社会福祉協議会と観光協会という3つのまちづくり会社機能とつながりながら、地域の自治を大きく補完する二宮のまちづくり会社の機能として育てる甲斐のある重要な新しい公につながる仕組みと考えます。

③  オーガニック給食の推進と生態系を生かした流域治水の推進です。

 まさにオーガニック給食とは生態系を生かした流域治水と方向性を一つにする施策です。給食についてわが町は給食センターをはやくから持ち、今多くの自治体が必死に進めている中学校給食も二宮では常識というようにこの町は優良な自治体です。

 町長の公約であったオーガニック給食に期待したのは大きな自然資源の循環、つまり土中微生物と人間の身体、そして生態系がつながるという大きな生命のネットワークを体現する給食という教育施策であり、地域全体への好循環です。今枯れた竹林がこの庁舎からの吾妻山の山腹に目立っていますが、山水の涵養と農家を応援する仕組み、広域の連携をつなぐ中間支援組織が必要です。

 宮下先生は町内の法人が再生した棚田の生き物観察に大学院生とともに来られた時、生物多様性に必要なのはネットワークだと言われました。つまり、広域で生き物の住処はネットワーク化しているということ。まさに生態系を生かした流域治水が大きくはそれを担うことです。

 雨水に注力した施策に雨水タンクの補助施策がありましたが雨水施策を面でとらえることの大きな啓発であり、この小さな一歩から葛川流域治水プロジェクトを近隣自治体を引っ張る勢いで立ち上げることが必要と思います。もちろんボトムアップとの協働の協議会からです。県による葛川上流、百合丘以北の貯水池設置のインセンティブにもなる。

 里山づくり協議会との引用ありましたが、所属する団体は若い世代にすそ野を広げたい高齢化したメンバーです。20代以上の若者にアクセスするのは本当に困難ですが子育て世代にアクセスするのはコミュニティスクールが有効と思う。里山づくり協議会や既存の社協や観光協会、あるいは環境づくりフォーラムなどの環境系団体が二宮学園コミュニティスクールとつながる動きを推進したい。

 援農の仕組みも多様に生まれるべきです。こちらも複数のまちづくり会社の連携で生まれやすい。プロセスとして社交が広がること、地域の専門分野を持った様々な人材がフラットに子どもたちとつながる機会をつくる。

 そういうことが部活動の地域移行のインセンティブやオーガニック給食や流域治水、ひいては気候市民会議提言、脱炭素地域計画の体現につながると考えるがいかがか。(実際に数年前の山水ワークショップには300人ものこどもからおとなまでの参加があった)

激甚化する自然災害に対する事前準備です

300ミリを超える雨量異常気象がたびたび起こり、気候変動時代の大雨はもはや日常のリスクです。 

中小河川や内水氾濫の被害は地域の細かな条件により異なる。

 ハザードマップの外でも起こりうる

自分の家の周りの地形を理解するマイタイムラインの重要性が増した。

ハザードマップとマイタイムラインを突き合わせる防災啓発が地域で始めていると答弁ありましたが、一人一人がしっかりと見通しの計画を持つことが重要です。

専門家は行政主導ではどうにもならない現実を訴えるべきと問うている。

 防災においては住民一人一人の意識を上げる啓発が必要で「子どもの生命を守る防災」もこれまでに述べたコミュニティスクールのボトムアップのまちづくり気運を高める最も喫緊のテーマだと思うがいかがか